あらすじ
なにげに巷で話題のコミック『愚者の皮』ってご存知ですか?
その続編がついに登場!
『ストーリーな女たち』というコミックの中に『愚者の皮〜チガヤ編〜』という形で入ってます。
ほかにも4編の作品が納められていて、その全てに共通するのが『悲惨な生い立ち』の壮絶な夫婦愛…。
なかなかヘビーな内容となってます。
で、気になるマンガのタイトルは以下のとおり。どのコミックも読み応え抜群です。
『愚者の皮〜チガヤ編〜』
『セカンド・マザー〜特別養子縁組という選択〜』
『後妻業の女』
『絶望少女漫画家』
『銭鬼』
どれもキャッチコピーにもなっている『悲惨な生い立ち』の匂いがプンプンしますね。
絵もどことなくドロドロしています。
愚者の皮〜チガヤ編〜
前作はチガヤと同じく、幼い頃にもらわれてきた女主人公『あよ』の物語でした。
かなりどぎつい内容のストーリーだと評判の一冊なので、知っている人も多いのでは…?
このあよもまた悲惨な人生を歩みますが、最後にはそれなりのハッピーエンドで締めくくられています。
で、今回のチガヤはというと…
物語の冒頭は、なんとチガヤが見ず知らずの醜男に売られていくという衝撃のシーンから始まります。
これまたブサイクな8人の兄たちがいるのですが、彼らが経営する会社の倒産を免れるため、多額の結納金と引き換えに、見る者を震え上がらせる醜男『セキ』の元へ嫁がされるチガヤ。
ちなみにチガヤは幼い頃、養子として引き取られて来ました。ですから8人の兄たちとの血の繋がりはありません。なので見た目もキュートです。
さて、セキは自分の容姿に動じないチガヤに好意を抱きます。チガヤを大切に思うあまり、ものすごいヤキモチ焼きになっていきますが、このセキのトラウマもまたヤバイ…。
キャッチコピーの『悲惨な生い立ち』の人々の中に、チガヤだけでなく、このセキも入っていたんですね。
セキの生い立ち
セキを出産したことが原因で命を落としたセキの母。
そのことを恨んだ父親に壮絶なDVを受けながらも、懸命に耐えぬいたセキ少年。その顔には無数の傷跡が残り、今もじわじわと膿みが出てくるという有様です。
顔の傷を隠そうと伸ばした髪はボサボサで、見るからに恐ろしい風貌に誰も彼に近寄る人はいません。
そんな中、ようやく訪れた春がチガヤでした。
チガヤを大切に思うあまり、二人の初夜はチガヤの心の準備が整ってから、とお預け状態にしていた矢先、例の8兄弟にチガヤが襲われてしまいます。
いつも窓の外を見ていたチガヤに「誘ったのはおまえじゃないのか」と怒り、なんとチガヤを幽閉するセキ。
この辺りからチガヤの悲惨度は増していき、狂気じみたセキによるチガヤへの束縛が加速度を増していきます…。
まとめ
前編の『愚者の皮』の、あまりにどぎついストーリー展開が話題となり、続編『愚者の皮〜チガヤ編〜』が発売されたと囁かれているとおり、続編もまた衝撃的な内容となっています。
その他のラインナップも、負けず劣らずの衝撃シリーズですので心して読んでみてください。
1話完結ではなく連載形式ですから、次号が待ち切れない人も続出なのでは…??
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